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2011年5月25日 (水)

【私のうつ体験】郵便受けが開けられなかった

私もいろいろやりましたね。

今回は、郵便受けが開けられず、各種お支払いが滞って、当時の私にはどうにもできない金額である10万円を滞納し、“それでも生きていられている自分”に気づき、「生かされているって、こういうことか…」と納得したというおはなしです。

うつっぽくなって2~3年くらいのうつMAXだった頃、郵便受けが開けられなかった時期がありました。

大学からの通知や、電話代やガス代などの請求書が届くのを見るのが怖かったのです。

電話やガスをたくさん利用していた訳ではないのですが、郵便受けを何ヶ月分も開けずに放置していたため、請求書類がたまりにたまっていて、督促のお手紙を開けるのが怖かったというのもあります。

また、そういった書類がたまりにたまってパンパンになっている郵便受けを見るのも恐れていました。(大半はチラシなんですが、それも見たくありませんでした)

書類を見ることも、郵便受けを開けることも、「現実を見なさいよ。アンタはこんなにできない人間なんだと思い知りなよ」と言われるようで、イヤだったのですね。

ガス会社からの督促の電話や、学校の事務からの休学・復学の手続きに関する電話も、同じような理由で怖くて出ず。

周りから自分に届くあらゆるものが、怖かったのです。

(アルバイト先からのシフト変更の電話も、友人が心配してかけてくる電話も怖かったですからね 苦笑)

諸々の支払いを3~4ヶ月分ほど滞納したころ、「さすがにヤバイんじゃないか」と勇気を出して郵便受けを開けてみました。

ガス代・電話代・ネット代など…全部あわせて10万円くらい滞納していることがわかりました。

「数週間後の期日までに支払いがないと、簡易裁判所にとどけて処分してもらう」みたいなことが書かれていました。

また、年金の支払い(?)みたいなものがあるようで、手続きをすれば学生のうちは納付を免除してもらえるらしいのですが、数ヶ月前に届いたものだから有効なのかわかりません。

電話して聞いてみればよいのですが、長いこと放置していたため電話すればとてつもなく怒られるのではないかと心配で、それから1年くらい後になるまでできませんでした。

確定申告云々の書類も、同様に放置していました。

税務署からよく電話がかかってきていたのですが、それも怖くて出ませんでした。

とにかく社会というものが怖かったんですね。

書類が難しい言葉で書かれていることもあり、それを解読できず必要な行動もできない自分は、この社会にいてはいけない……届いた封筒を開封することは、社会からそれを突きつけられることのような気がしていました。

いやはや……自分で書いていても、あの頃をよく生きぬくことができたなぁと思います(^_^;)

当時、アルバイトで月に5万円前後のお金をもらって生活していた自分には、10万円の支払いは不可能というもの。(※生活費は自分でなんとかしていました。アパートの家賃が激安だったことに感謝!!!)

関係者さんに電話して謝ることも、友人や家族に相談することもできないで、「あ~……どうしようもない」と思いました。

「裁判…自分は捕まって牢屋に入るんだろうか……。家族に督促はしないでほしいんだけどな…それは厳しいんだろうな……」などと真剣に考えるではなく、うつろな状態で思っていた矢先。

私がうつっぽいと聞いて様子を見に来てくれた親戚が、「その体でアルバイトして生活するのは大変でしょう」と10万円が入った封筒を渡してくれました。

各種支払いを滞納していることを私の口からは言わなかったのに、です。

親戚が帰ってから、私はそのお金に手を合わせ、長い時間泣きました。

その一件以降もお金で困ることは多かったのですが、郵便や支払いをためると大変だということを思い知り、郵便や支払いはためても1ヶ月くらい……なんとか自分で片付けられるくらいの期間内で郵便受けを開けるよう、支払いを済ませるようにしました。

お金に困って自分ではどうしようもなくなることが分かっているときは、心苦しいけれども勇気を出して、できるだけ早い段階で家族に相談する、ということも覚えました。

そのおかげで、「あぁ…郵便受けにたまっているんだろうな……」という重苦しい気持ちにならずに済むようになり、その点ではだいぶ気が楽になりました。

ただ、郵便受けを開けて封筒を取り出し、中の書類を読んでも、税務署や市役所関係のものだけは電話をかけたり自分で行って窓口で話を聞いたりできるようになるまでは相当の時間がかかりました。

……というか、それができるようになったのはこの1年くらいです

それまでに、ネット代や電話代やガス代などの、支払いの頻度が多い身近な感じのするところで何度か(いや、何度も)それぞれの会社に電話して、「1ヶ月滞納している場合支払いはどうすればいいのか」とか、「解約の手続きはどうすればいいのか」などを問い合わせたり謝ったり…勇気を出してやりました。

それをくり返すうちに、電話や窓口の人は思っていたよりもずっと優しくて親切で、私の至らないところを叱ることもなく、たいていの場合癒し系の声のお姉さんがどうすればいいか教えてくれることが分かってきました。(癒されました。感謝です

「もしかしたら、確定申告や年金云々や市役所も怖くないかもしれないぞ…?」

ということで、やっと最近そこを克服できたという具合です

(確定申告は、半年前のがです 苦笑)

確定申告とはなんなのか、問い合わせの電話はどんなふうにかければいいのかなど……社会のしくみというか、大人になって自立した生活を送るには何をどうすればいいかを知らずにきたことも、社会への「無知」という感覚・怖さを大いに助長してくれたように思います。

義務教育の社会の時間に、生きていく上でほぼ間違いなく必要になるようなことを教えてもらえていたら、もっとスムーズにこれたかも?……なんてことを思います。(これって、それくらい自分でやれよっていう程度のことなんでしょうかね それとも親に教えてもらったりするのでしょうか?みんな何の抵抗もなくできていっちゃうのかしら??…という素朴な感想。)

10万円も滞納して、「あぁ…どうしようもない」と思ったとき、自分生きているのが不思議でした。

その頃は死のうとは思っていなかった時期でした。

卑下する感覚ではなく、「体もロクに動かず、お金もこんなになくて、こんなにどうしようもないのに、死んでいてもおかしくないような状態なはずなのに、今、どうして自分は生きていられるんだろう」と、純粋に不思議でした。

「あぁ、そうか…これが、“生かされている”ということか」と、なにか納得できたのです。

そして、親戚からの10万円。

“生かされている”という確信。

「自分は、自分に生きていて欲しい人がいるから、生きていていいから、生きられているのかもしれない」「交通事故や災害に遭わないでいられたら、自分で死ななければ、生きていけるのかもしれない」と思いました。

その後失恋を経て、うつだけではないしんどい時期を迎えるのですが、この体験が後の自分を生かしてくれたようにも思います。

健康的な考え方ではないかもしれませんが、そういったことを考えたりもしました。

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コメント

私も「生かされている」と感じる事がこの病気になってから増えたように思えます。

多分元気だった頃は「生かされていた」としても自分で生きていたと思い込んでいたのかと・・・。

目に見えない何かに「生かされている」事を大切に、いつか私が誰かのために何かできるようになりたいと思います。

ちなみに私は電話&訪問の恐怖がすごかったです(^-^;

投稿: 柚子 | 2011年6月22日 (水) 21時35分

柚子さん


またまたありがとうございます

「生かされている」感覚。不思議なものですね。
いつかは誰かのために……まったくその通りです

生かされている部分も、自分で道を選んで進んでいく部分も、どちらにも感謝できる人間でありたいものです。

おおお……電話&訪問の恐怖、キツかったと思います
知り合いでも(むしろ知り合いのほうが?)会うのが怖く思えるようなこともあったかもしれませんね。

“遠くからあたたかく見守る”というのも大事なことなんだなぁと、私自身も勉強になった体験でした。

投稿: あすか | 2011年6月24日 (金) 08時06分

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